本と旅とそれから 月のしずく/浅田次郎

本と旅とそれから

月のしずく/浅田次郎

ハリポタを読んでいる間、分厚いあの本を持ち歩くのはさすがに重くて、電車の中で読めるような本を探して家の中をきょろきょろ見回したらこの本が。
どうも、読み物をきらした母が、病院の売店で買ったもののようです。

何というか、まさに「中くらい」の読書でした。
ことさら感動したりしみじみしたりしたわけではなく、かといって損した気分になったわけでもなく――読むのに費やした時間の分だけ物語を味わった、とでも言いましょうか。


月のしずく/浅田次郎(文藝春秋)

七篇から成る短編集。

敢えて共通項を探すとすれば、様々な屈託を持つ男女が、ふとしたことから、やがて大きく花開くことを期待させる小さな幸せの種を見つけるお話。
だから、最後はどれも結構明るく終わります。

浅田さんの短・中編って、こういう雰囲気のお話が多いような気がします。
「鉄道員」もそうだし、「メトロに乗って」なんかも・・・。
何となくノスタルジックで切なくて、いろいろあっても、根底では人間を愛おしむ視線。
いや、長編もそうなのかな?

冒頭で「中くらい」の読書、と書きましたが、このテの本読み体験で厄介なのは、印象が薄いので、読んだことをさっさと忘れてしまうということ。
マイナス方向にでもインパクトが強かったり、映画化されたり話題になったりした作品なら忘れないと思うのですが・・・。

うーん、来年の今頃にはカンペキに忘れ去っていそうな気がするなぁ。
作家さんにはまことに失礼なことなのですが・・・(^^;
(とはいえ、私ごときが覚えていようが忘れようが、大したこっちゃありません。)
さらりと読めてしまうということ自体が、この作家さんの文章の素直さを表わしているのかも知れないんですけどね。

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tag: 浅田次郎 
  1. 2007/10/04(木) 21:47:00|
  2. 2007
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