本と旅とそれから ナイチンゲールの沈黙/海堂尊

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ナイチンゲールの沈黙/海堂尊

海堂さんのデビュー作「チーム・バチスタの栄光」を読んで「面白かった~っ」と大喜びしたのが・・・うわ~、探してみれば7月のこと。

►「チーム・バチスタの栄光」の感想はコチラ

それを読み終える前から図書館にこの続編の予約を入れていましたが、ようやく回ってきました。この勘定でいくと、さらなる続編を手にできるのは、来年1月・・・?(^^;



ナイチンゲールの沈黙/海堂尊(宝島社)

デビュー作だった前作を読んだ時は、「面白いけど、文章ちょっと粗いな~」、なんて思ったのですが、この「ナイチンゲール」ではそんなことちっとも思いませんでした。
むしろ、ちょっとストーリー的に無理のあるところも、文章力で荒業利かせて読ませちゃう、みたいな感じがしたくらい。

デビュー作が大好評だったせいで、2作目の本書について「期待したほどじゃなかった」とおっしゃる人もいました。それを耳にしていた私は「ま、とりあえず読んでみましょ」程度の気持ちで読んだものだから、逆に期待を上回る面白さに、またまた大喜びでした。

今回、何が面白かったといって、新たに登場した加納警視正。
厚労省の白鳥調査官が奥田英朗さんの伊良部医師を思い起こさせるとするならば、この加納警視正は京極夏彦さんの探偵・榎木津礼二郎!
いらぶーVSエノさん・・・なんだけど、こちらの加納氏は、浮いているとはいいながらも警察という組織の一員、加えて榎木津探偵のあの魔法の視力を持たず、替わりにデジタル武装しているという具合なので、やっぱりかなり迫力不足。
序盤こそそのカッコの良さでいらぶー・白鳥を黙らせるものの、最後に笑ったのはダンゴおやじ呼ばわりされた白鳥調査官の方なのでした(って、仲悪いわけじゃないんです、この二人)。

そういう笑えるキャラの世界がある一方で、今回は網膜芽腫という、子供のみに起きる目の癌を患う少年たちを中心にストーリーが展開していくため、どうしようもない悲しさも漂います。
この病気の治療方法はただひとつ、眼球摘出。しかも患者は少年・・・子供。

そしてもうひとつ物語の鍵となるのが、歌声。
聴く者の脳裏に鮮やかな映像を見せる特殊な歌声を持つ女性たちが事件に大きく関わってくるのです。
この辺りが少々荒唐無稽の匂いを感じさせるのですが、んん~・・・まあ、良いです、私は。

この小説、ミステリーというよりはもう人間ドラマ。
おふざけモードの笑える人々のドタバタと、すぐそこに迫った死を見つめて微笑む患者たちのコントラストがすごいし、それがひとつの小説に同居できていることが、不思議です。

加納警視正(ちゃんと下僕役を演じる人もいるし)、次も出てくれば楽しいんだけどな~。


webcitron01.gif


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tag: 海堂尊 
  1. 2007/10/23(火) 21:39:00|
  2. 2007
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No title

Mikiさ~~ん、記事に関係ないことなので鍵コメでごめんなさいね。

今日帰ってきてポストをチラって見たらMikiさんからの封筒がぁ~~~~
で、あけてみてぎゃ~~~~~
チョコレートチョコレート!あのチョコレート!
そして、行きたい行きたいと恋焦がれて(←大げさ)いた平山郁夫グッズ!

Mikiさん、ありがとうございました~~~(深々と頭を下げています)!!

それにしてもMikiさん、私がどうして小冊子好きな事知ってたの?
チョコのあのメニューみたいな紹介みたいなやつ。こういうのすごい好きなの。

今夜は平山郁夫の事を頭に思い浮かべながらチョコレート頂いて小冊子読みます。

ホントにありがとうございました~~
  1. 2007/10/23(火) 22:17:00 |
  2. URL |
  3. lazybug #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

海堂尊さんの著作は、バチスタとナイチンゲールのほかに
ジェネラルルージュと螺鈿迷宮を読みましたが、白鳥パワーが
炸裂していたのはバチスタでしたね。そういう意味ではやはりバチスタなのですが・・・
ジェネラルは白鳥の部下氷姫の姫宮が
螺鈿迷宮は、医学生の天馬君がそれぞれ活躍しましたが、今後の続編に
繋がるような終わりかたでした。今後も楽しみです。
  1. 2007/10/23(火) 22:43:00 |
  2. URL |
  3. bullet4071 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈(鍵)ayakoさん、
んふっ、着きました~?
チョコ、溶けてなかった?ここのところちょっと陽射しの強い日が続いていたのでそれが心配だったんだけど・・・。
平山郁夫展の一筆箋については、是非 http://lazymiki.exblog.jp/7506652/ の記事に頂いた最後の方のコメントを読んで下さいまし!
私はあのコメントが嬉しくて、今回自分の分もまた買ってしまったの♪
一筆箋好きのayakoさんに使って頂ければ、おそらくあのコメントを下さった方も喜んで下さることと思います。

そうなの?小冊子好きなのね?ああいうの。
あのチョコ・カフェの365日チョコの小冊子もあるのよん。今度、何かのついでがあったらお送りしますわ。
私、結構あのテの小冊子持ってるような・・・キャラメルのとか・・・。
喜んで頂けてよかったです(^^)
  1. 2007/10/23(火) 22:53:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈bulletさん、
うちの図書館では、海堂さんのこのシリーズ、なっかなか回って来ません(T_T)
ジェネラル・ルージュはもう今年中は諦めました・・・。

何事も、「初めて」のインパクトは大きいですよね。
白鳥パワーしかり、いらぶーショックしかり・・・。
確かに今回の白鳥氏は、あのどうしようもないゴーマン振りが完全には発揮されていなかったような気が致します。加納さんのせいですよね。
田口センセですら、「慣れて」きてしまった自分にショックを感じていたぐらいですし。
「螺鈿迷宮」って、あれも白鳥+田口つながりなんですか?早く読みたいよぅ。
ま、次はいよいよかっとび「サウスバウンド」ですー♪
  1. 2007/10/23(火) 23:01:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

それほど人気なのですか。
予約なしで、借りられたのはラッキーですね。

螺鈿迷宮は、火喰い鳥白鳥は出ますが、田口先生は最後に一言だけ
の台詞があるだけで出てきません。
天馬大吉君という東城大学医学部の学生が、ある病院に潜入して
ミッションを与えられるのですが、田口先生と感じが似ています。

そういえば宮本武蔵、読み始めてます。
水の巻きの最初のほうですが、楽しみながら少しづつ読んでます。
戦前の娯楽の少ない時代に、朝日新聞で大変な人気で読まれたのではないかと
思います。今読んでもまったく古くなっていないです。
三船敏郎や萬屋金之助の映画も見てみたくなります。DVDでてるのかな?
  1. 2007/10/24(水) 22:33:00 |
  2. URL |
  3. bullet4071 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

?bulletさん、
人気あるみたいです。
ただ、もっとものすごく人気だと、複本入れてもらえるんでしょうに、そこまでは至らず、半端に人気があるのかな(^^;

「螺鈿迷宮」、田中芳樹さんの「螺旋迷宮」とタイトルが似てるな~・・・、って、何の関係もありゃしませんけどっ。

おお、武蔵!
考えてみれば、もう大昔に書かれた作品なんですよね。
私が読んだのはかなり昔になりますが、でも、のめり込んで読んだ記憶があります。
神社を見ては「神仏を頼まず」とかつぶやいてみたり(でもテキトーに拝む)、待ち合わせに遅れた友人を待ちながら「やっぱ武蔵のやり方はこズルイ」とか思ってみたり。
先日は、一乗寺下り松を見て、「ちっちゃい。」と失望してみたりもしました・・・。

武蔵といえば、一般的には誰なんでしょう、萬屋錦之助さんなのでしょうか。
(三船さんもやってたんですかー。知らなかった(^^;)
私は北大路・武蔵なんですけどぉ。きっと、DVD出てると思いまーす♪
  1. 2007/10/25(木) 23:52:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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