本と旅とそれから 一角獣の繭/篠田真由美

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一角獣の繭/篠田真由美


このシリーズは・・・あと何冊?2冊?
1年1冊のペースみたいだから、あと2年かな。

シリーズのメイン・キャラ3人、建築探偵・京介と永遠の少年・蒼、そして大男・深春。
ここのところ、この3人を見ると、成田美名子さんのコミック「エイリアン通り(古いです)」のシャールくん、翼、ジェラールを思い出します。
3人それぞれの依存関係がとっても似ている気がして。
一角獣(ユニコーン)の繭―建築探偵桜井京介の事件簿/
篠田真由美(講談社)


2、3冊前までは、図書館から次々と借りては読み借りては読みできたけど、最近は1年1冊。
そのせいなのか寄る年波とかいうののせいなのか、忘れるなぁ、固有名詞。
それでも、読み始めるとすぐに、このシリーズの「匂い」みたいなものが、ばーっと広がって、それに包まれる感じ。この感覚、よいです。

ここのところ、桜井京介自身は主演俳優というよりは、演出家みたいな役割におさまっちゃっているみたい。物語全体にその存在感が漂っているにもかかわらず、本人の姿は見えない、というような。

代わって主役を務めるのが蒼くんなんだけど、この人といい、今回の「ユニコーン」少女といい、いえ、京介自身も含め、とことん非現実的な人物設定。
――それがこのシリーズ独特の雰囲気を作っているんだろうけれど。

今回は、去年のフランス旅行の時に、苦労して(そう、今回改めて読み直してみたら、結構苦労してる・・・)見た「貴婦人とユニコーン」のタペストリが、物語のちょっとした小道具になってました。

  その時の話はコチラ

       「貴婦人とユニコーン(一部)」?


何しろ「建築探偵の事件簿」なので、このシリーズはいつも舞台設定に雰囲気があります。
それにしても、最近の探偵小説って、もうありきたりのトリックが出尽くしてしまったからなのか、精神的なトリックみたいなのが多い・・・ような(大して読んでないからよくわかりませんが)?

催眠術をかけられていたり、ある種の精神障害みたいなもののせいで、本人自身がこうと信じきっていることが事実でなかったりするので、謎解きをまじめに考えるのはもはや無意味という感じがすることもあります・・・。
そういう楽しみを求めるなら、警察小説を読むべきなのかな。

この後、シリーズ完結に向かっていよいよ建築探偵の過去が明らかになっていく・・・はず。
桜井京介、一体どこの星から来た宇宙人なのでしょうか~。

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tag: 篠田真由美 建築探偵シリーズ 
  1. 2007/10/23(火) 21:41:00|
  2. 2007
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コメント

No title

昨日図書館で借りてきて、先ほど読了しました。
終わり方が芥川龍之介の「羅生門」みたいですね。

私も最近、こういう新本格独特の、と言っていいのかわかりませんが、「仕掛け」に食傷してきて、昔ながら?の推理小説のほうが人間味があって面白いと思うようになりました。
これって、時代劇をみるお年寄りの境地?と思う今日この頃です。
  1. 2007/10/28(日) 09:32:00 |
  2. URL |
  3. hleaves #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈hleavesさん、
くく~ぅ、「羅生門」の終わり方ってどういうんでしたっけ・・・確か何か、暗闇がどこまでも広がっているばかりだった・・・とかいうんだったかな?違うかな・・・。

この「一角獣の繭」の中で蒼クンのセリフの中に出て来たんだったか、「グリーン家殺人事件」という作品、私、最近は読み返していないのですが、すごく好きでした。
舞台設定といい、あのゾクリとするような不気味で怖い感じといい・・・やっぱり、何十年か前のミステリーって、何とも言えず良いなぁ。
こ、これってオババ化現象ですかね、やっぱ(^^;
  1. 2007/10/28(日) 20:34:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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