本と旅とそれから フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展

本と旅とそれから

フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展




昨日って、あそこまで台風が接近していたとは知りませんでした。どーりで雨降ったし、風も結構強かったわけだわ~・・・。

どうやらかなりの混雑になっているらしい国立新美術館で開催中のこの展覧会、「こんなヒドいお天気なら、もしかして空いてるかも?」と期待して、行ってまいりました。

今年オープンした国立新美術館、私は初めて行きました。
最近亡くなった黒川紀章氏設計の建物・・・といっても、昨日は、混雑をできるだけ避けようと、午後4時過ぎに行ったこともあって、じっくり建物を眺めているヒマはなかったのですが。

フェルメールという画家は、わずか34点しか作品が残っていないのだそうです。

そのうち、私がはっきりと見た覚えがあるのは、来日した時に見に行った「青いターバンの少女」――1984年の大昔です。
この絵、最近では「真珠の耳飾りの少女」と言った方が通るようですね。この絵の少女を題材にしたトレイシー・シュヴァリエの小説が映画化されたのは2003年。

?再び、半券ギャラリーより♪

あとは、NYメトロポリタン美術館で見た「少女」と、同じくNYのフリック・コレクションの「婦人と召使」ぐらいでしょうか。
ルーヴルやナショナル・ギャラリーにも何度か行っているので、そこでもきっと目にしていると思うのですが、並み居る大作の中に埋もれてしまったようで、記憶が・・・(^^;

それにしてもこの寡作のせいか、人気が高いですよね、フェルメール。
今回の展覧会は、はっきり言って、「牛乳を注ぐ女」が唯一最大の目玉で、あとの「オランダ風俗画」の数々は、まあその・・・オマケっていうか・・・。
(えっと、このジャンルの絵画が好きな方がいらしたらごめんなさい・・・って、います?)

「牛乳~」は、大きな絵ではありません(45.5×41cm)。
そのせいもあってか、本当に精緻というか何というか、描かれた空間が凝縮されているような印象を持ちました。
フェルメールはこの絵に、その時の自分のすべてを投入して描いたんだろうな・・・。

▲ヨハネス・フェルメール「牛乳を注ぐ女」

展示室には、「立ち止まってはいけないレーン」と、その後ろに設けられた「立ち止まってじっくり見るエリア」が分けてあるなど、混雑をできるだけコントロールしようという工夫が見られました。「台風による大雨の降る土曜日の午後5時」の混雑具合としましては、先日の平山郁夫展最終日よりちょっと混んでいる、という程度だったかな。まあ、これくらいなら何とか。

余談ですが、展覧会グッズ売場、「牛乳を注ぐ女」の大群に、しのちゃんと二人して度肝を抜かれました。様々な文房具で、様々なサイズの彼女が牛乳を注ぎまくっておりました。

国立新美術館のHPはコチラ
ウィキペディア「フェルメールの作品」はコチラ

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  1. 2007/10/28(日) 20:02:00|
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牛乳を注ぎまくっているという表現、すっごく面白く感じました。フェルメールについてもちょっと詳しくなりました。芸術の秋ですね。
  1. 2007/10/28(日) 21:57:00 |
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  3. barnes_and_noble #79D/WHSg
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No title

確かハンニバルの最後で(映画と本は違っているのですが)レクターとクラリスが
世界中にあるのフェルメールの絵を見に美術館をめぐるというエピローグだったのを
思い出しました。レンブラントとは違い、フェルメールは寡作なんですよね。
なぞの画家と言われていて、贋作事件があったり、盗難の憂き目にあっていまだ発見
されていない絵もあったり・・・

”真珠の耳飾りの少女”は良い映画でした。
  1. 2007/10/28(日) 22:23:00 |
  2. URL |
  3. bullet4071 #79D/WHSg
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No title

わ!ちょうど昨日、図書館で「ミセス」という雑誌をめくっていたら
「牛乳を注ぐ女」を分析した記事が詳しく載っていたのを見た
ところでした。壁のヒビとか、何かを止めていただろうピンの跡までが
ちゃんと描かれてるって・・すごいですねー。
私が好きなのは、ルーブルで見た「レースを編む女」かなー。
そういえばあの作品もそんな大きな絵ではなかったような・・。
  1. 2007/10/28(日) 23:25:00 |
  2. URL |
  3. chiyomi #79D/WHSg
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No title

京娘(笑)gvillaです。
東京は美術館が充実していてうらやましい!!
この間、三越本店までフンデルトバッサー展を見に行って以来、行ってない。。。
次に東京に行く時は絶対国立新美術館に行きたいんで、これを見て想像を膨らませます(^^)
絵を見に行く時は混んでないにこしたことはないですけど、美術館側の工夫や心遣いを感じられる時は、混んでいても気持ちよいですね。
また、東京に行く時は是非lazyMikiさんのおすすめ教えてくださいな☆
  1. 2007/10/29(月) 09:31:00 |
  2. URL |
  3. gvilla #79D/WHSg
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No title

◈barnesさん、
んまっ、ちょっとおはしたなかったかも知れませんねっ(^^;
でも、すごかったですよー、この展覧会のグッズ売場。
やっぱりこの展覧会は「牛乳を注ぐ女」がすべてなんだな、という感じでした。
ここのところ、週末3連続で美術館を訪れているので、なるほどちょこっと「芸術の秋」気分がしてます♪
  1. 2007/10/29(月) 22:21:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈bulletさん、
私、あのシリーズは「羊たちの沈黙」の映画を、TVでほんのちょっとだけ見たことがあるだけなんですよ。レクター、怖すぎ。
レクターとクラリスが二人で美術館巡り?へぇぇ~、そんなこと可能なんですか!

同じオランダの風俗画の作品がたくさん展示されていましたが、やっぱりフェルメールは全然違う気がしました。色彩の明るさとか。
それにしても、本当にいろいろエピソードのある画家なんですね。
映画も見てみたいです。
  1. 2007/10/29(月) 22:26:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈chiyomiさん、
会場では、「牛乳~」の展示室に入る前のところに、様々な調査によって明らかにされたことを説明するビデオが流されていました。
私たちは、またしても音声ガイドを借りて聴いていたので、そちらは半分ぐらいしか聴いていませんが、何でも、遠近法を正確にするために、糸か何かをカンバスに留めていたらしいです。留めていたピンの穴が残っているんですってー。

ルーヴルのフェルメール、作品の画像を見ると覚えがあるのですが、それが果たして実物の記憶なのか、画集か何かで見たものなのかがはっきりわからないんですよね・・・。
もう一度、見に行きたいゾ~。
  1. 2007/10/29(月) 22:32:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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◈gvillaさん、
んっふっふ、京娘さん(ちっ、羨ましいゾ)♪
シツレイながら、フンデルトヴァッサー、ぜんっぜん知らなくて、さっきウィキのお世話になってきましたよ。
へぇぇ~、gvillaさんって守備範囲広いー・・・ってか、こういう現代アート(って言っていいですか?)お好きなんですね。なんだかカッコいい~。

6月に相国寺で若沖展見た時は、あまりの混雑に恐れをなしました。
まあ、ただでさえ大人気の展覧会に、日曜日の最終日に行ったんだから仕方ないということもあったのですが・・・。
でも、ちょっと主催側(宮内庁なんでしょうか?)の観客誘導にも問題アリだったと思うんですね。

私も、何かオススメできるように、さらに見聞を広めたいと思います。
(といって、遊ぶ口実をまたひとつ見つけたのであった。)
  1. 2007/10/29(月) 22:43:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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