本と旅とそれから 深夜特急(全6冊)/沢木耕太郎

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深夜特急(全6冊)/沢木耕太郎


花侍さんとbulletさんにダブルでおススメ頂いたこの本。
冊数が多いということもあるけれど、何となく「『のんびりモード』で読んでいいのサ~」、という雰囲気を勝手に感じてしまい、図書館から「お急ぎモード(=予約がつまっている)」の本が回ってくる度に、こちらを中断していたものだから、読み終えるのにずい分かかりました。

しかしもしかしてこの本は、古典というか、どこかで見かけたフレーズだけど、「自由旅行のバイブル」的存在なのですね?
深夜特急(全6冊)/沢木耕太郎(新潮文庫)

この本を勧めて頂いた時、男性のbulletさんについては特に違和感も意外の感もありませんでした。
こういう放浪の旅みたいなものって、男の人ならばこそって気がしたし。
でも、を花侍さんの場合は――特に、その時点ではまだ彼女の実物にお会いする前で、「花侍さんはメルヘン少女、いじめるとすぐ泣くかも」とか思っておりましたから、バスを乗り継ぎ乗り継ぎ、香港からロンドンまで、というバッグパッカーの貧乏旅行記がどーしてもそのイメージと合わず、首をひねったものでした。
でも、実物にお会いし、メルヘン少女の部分がないとは言わないけれど、少なくともいじめられて簡単に泣くような軟弱モノでないことを知り、かつ、私には到底マネできないような、彼女のスリリングな旅行の話をうかがった今では、花侍というおヒトと「深夜特急」は、牛若丸と弁慶のように、私の中ではしっくりマッチしております。

こういう旅もあるんですねぇ。
というか、私が時々やっているようなのは、あれは「旅」というより観光旅行。
同じジャンルに分類しようなんて、まさかチラリとでも思ったらバカですね。

可能な限りバスで行く。
周囲の現地人すべてが「列車で行きなよ」「バス便はないよ」とアドバイスしても、意固地なまでにバスを探す。

大抵は、いわゆる観光スポットは素通り。見たいとすら思わない。
どう見ても連れ込み宿、みたいな、とことん安いけどものすごくアヤシイ宿に長逗留したり。
バスタブにはゴキブリが走り、シャワーはあっても水が出るだけ、枕カバーなんて、何人分のDNAが採取できるかな~っていうくらい、汚れまくり。

無理だっ。

たとえそういう旅をしてみたいという願望が私にあったとしても、体力と根性において、ヒマラヤに登ろうとするくらい・・・ううん、まだヒマラヤの方が可能性はあるかも、と思えるくらい、私には無理。

1年2ヶ月のひとり旅(これが、ひとり道連れがいれば、話はまた全然違うんでしょうね)。
旅の最後の方にくると、人とのコミュニケーションに飢えたようになって・・・。
外国にただ独り。行きずりの人々と、良くも悪くもちょこちょことした触れ合いはあるけれど、でもやっぱり、次の町へとバスに乗る時は独り。

沢木さん自身が言っておられますが、「いつ帰るかを決めずに旅をする人は滅多にいない」。
それを決めずに旅に出るっていうのは、ものすごく自由なことだろうけど、そりゃ怖すぎるような自由だと思うのです。
だって、いつ帰るかをまったく決めずに旅に出るっていうのは、ほとんど世を捨てるっていうのと同じようなことじゃあないかな?
怖くてつらそう。

この本を読み始めた頃は、来年はまたどこか外国にひとり旅しようかなぁ、行き先はウィーンかスコットランド、なんて思ってましたが、今はまたどっぷり京都モードになっちゃってるし。
村上春樹さんのように「遠い太鼓」を聞くのはまたいつのことやら。

それにしても、何と壮大な。
旅のための旅。
自分ではしてみたいともできるとも思えないけど、いや~、大したもんだなぁ・・・。

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  1. 2007/12/21(金) 20:59:00|
  2. 2007
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No title

日本ではバックパッカーという言葉すら一般的ではなかった時代
70年代中盤、インドシナ情勢はサイゴン陥落直後くらいの頃の旅です。
私が読んだときは、ハードカバーの3冊のうち始めの2冊しか出ていなく
もう3冊目は出版されないと思っていた頃に、突然発売されたので
うれしかったのを覚えています。

村上氏と沢木氏は団塊の世代で、年齢も近いはずです。作風もスタイルも
まったく違う二人ですが、一匹狼、アウトロー的なところが共通するような気がします。
  1. 2007/12/21(金) 21:24:00 |
  2. URL |
  3. bullet4071 #79D/WHSg
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No title

深夜特急 まだ 読んでないんですよ。
LazyMikiさんのお言葉から想像するに、同じ匂いを感じます。
6巻も読めるかなと思ったけれど、読んだほうがよさそうですね。

次の興味ある海外の行く先はウィーンとスコットランドですかぁ。
どちらもすてきですね。
そしてどちらも90年代前半に行きましたよん。エへッ。
スコットランドはエジンバラだけだったので、もっとほかの地域にも行ってみたいと思って、旅行のパンフレットを見ては夢を見ています。
  1. 2007/12/21(金) 22:39:00 |
  2. URL |
  3. ruksak #79D/WHSg
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No title

深夜特急‥。思い入れたっぷりな、一番好きな本のうちの1つですね。
もともと初めて深夜特急を知ったのは、大沢たかお(めっちゃくちゃ好み♪)のドラマでした。
で、その後で本があるってしったのです。私が読んだ当時、TVでは電波少年で猿岩石がバッパーしてたりもした時代。
その猿岩石の旅が終わったか終わらなかったかくらいの時かなぁ?インド旅行のおともに深夜特急のインド版を持って行ったのでした。そして、道すがらインドの街角で日本で買ったより高い値段で深夜特急やその他読み終えた本を売って、(日本語の本は高く売れる)お金にしたりもしました。
私はどっちかというと、スケジュールが埋まってくると息苦しくなるというか、物事を決めるのは苦手でして、むしろ行きと帰りの飛行機だけ決まってて、あとは気に入った街には長く、気に入らなかったらすぐ移動、みたいないきあたりばったりの旅が好きですね~。
  1. 2007/12/21(金) 23:44:00 |
  2. URL |
  3. 花侍@メルヘン少女(笑) #79D/WHSg
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No title

こちらにもすみません…
深夜特急、ものすごく読みたくなりました!
私もバックパッカーに憧れて、友人と一緒ではありましたがブラジルを1ヵ月半貧乏旅行した学生時代を思い出します。友達の友達の家、とか、一度会ったことがあるくらいの他人の家とか、1泊5ドルのゴキブリの出る(お湯の出ない)宿にも泊まりました。ホームシックで夜中にこっそり涙したりして。(19歳だったの…笑)もちろん移動手段は夜行バス!
なつかしーー、けどもう今は出来ません、あんな旅。(笑)

やはり今からいくなら、きれいな宿、美味しいご飯、快適な移動手段、そして風光明媚な観光名所!…当時はこういうの、「ババくさい」と馬鹿にしていたのですがねぇ(笑)
  1. 2007/12/22(土) 13:09:00 |
  2. URL |
  3. yurinippo #79D/WHSg
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No title

Mikiさん、こんにちは。
鍵コメで失礼致します。
先日は私のブログにコメントありがとうございました。
で、デジタル一眼のこと。
今Mikiさんのエキサイト・メールにメールさせていただきました。
すんごく長くなってしまって恐縮です。
でも、これはほんのプレリュード!?
話はつきませんがよかったら読んでください。
elle
  1. 2007/12/22(土) 20:48:00 |
  2. URL |
  3. elle-paris #79D/WHSg
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No title

◈bulletさん、
私なんかは、旅行にしろ何にしろ、経験してから時間が経つと、その時の記憶や感動が薄れるから、できるだけ早く書いた方がいいのかな、と思いますが、この沢木さんの本は、特に最後の第3便などは、17年・・・でしたか、とにかくすっごく年月経ってから出版されてるんですね~。

おすすめ下さって、ありがとうございました。
何というか、こういう旅行をするしないにかかわらず、この本は読んでおいてよかったなーという気がとってもしています。
自分にはできないこと、遠い体験を垣間見た感じです。
安い食堂でのご飯の話が、ひじょーに美味しそうに思えました・・・。
  1. 2007/12/22(土) 23:05:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈ruksakさん、
ruksakさんの旅行は、とっても「深夜特急スタイル」ですよね~♪
中国のお茶畑に行って文さんのお宅に泊めてもらっちゃうとことか。
ブラジルで夜いきなりタクシーに乗っちゃうとことか(あれ?違った?)。
きっとruksakさんは、この本に書かれているような体験を実際にされているから、私とはまったく違った感想を持たれるのではないでしょうか。

実は、私もスコットランドもウィーンも、かつてちょこっと行ったことがあるんです。
・・・といっても、ruksakさんとは「行った」の内容がずい分違うと思うんですけど(^^;
スコットランドは、真夏に、エジンバラのフェスティバルを見ました。
あと、バスでスコットランド周遊。ネス湖とか。団体旅行だったんです~。
なんか、交通手段があんまなさそうですね、あそこ?
  1. 2007/12/22(土) 23:16:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈メルヘン花侍さん(^0^)、
やっぱり。大沢たかお(沢村一樹さんじゃない、っと)のファンだったんだなー!
私は「陽気なギャングが地球を回す」ぐらいでしかちゃんと彼を見たことがありませんが、素敵ですよね、うん。
「深夜特急」のドラマ版って、DVD出てるかなぁ。見てみたいです。
インドとか、旅行されてるんですねぇ。
(しのちゃんもインド行ったことあって、彼女はそこで赤痢にかかり、帰国してから隔離されたんですよ。その時の体験をレポートした文章を読ませてもらったけど、笑えました!)

私、ふだんはスケジュールがぎっちりっていうの何より苦手なくせに、旅行(ま、観光旅行ですが)に出ると、なんかやったら詰め込んだスケジュールにしちゃうんですよねー。
海辺のリゾート地とかも、実は苦手なんです。
ふだんは大得意な「ぼーっと」が、旅先ではなぜかできないっ。

(ケータイメールにも書きましたが、「お団子しるこ」と本、ありがとうございました!
エキサイトのメールサービス、最近大幅リニューアルしたらしいのですが、何と過去のメールやアドレス帳がすべて消え去っている!信じられません!)
  1. 2007/12/22(土) 23:23:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈yuriさん、
なんとーー!!
今は優雅で麗しい奥様&お母様のyuriさんにも、そのような冒険に満ちた時代があったのですねっ!

なんかなぁ。
見回してみると、結構、身近にそういう人いるなぁ。
花侍さんも、しのちゃんも、ruksakさんも。
着付けで仲良くして頂いている方の中にもおられるんですよねー。
私より軽く10歳(多分もっと)年上の方なんだけど、昔、ヒッチハイクでイギリス旅行したり、マチュピチュなんかもひとりで行かれたとかって・・・。
若いうちにそういう経験して、しっかり人間を磨かんと、私のようなぐーたらになってしまうのかも知れないですのぅ・・。

ま、もはや遅し、ですな(開き直り)。
今は、バッグパッカーさんたちみたいなでっかいリュックなんて、見るだけで肩が凝るぅ。
  1. 2007/12/22(土) 23:33:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈鍵コメさん、
メール、ありがとうございました。
・・・エキサイト・メールサービス、大幅リニューアルされたのはいいけど、過去の受信メールや設定その他ぜんっぶきれいに消え去っていて、ぼーぜんとしました。

鍵さんからのはちゃんと受信できていたので、読ませて頂きました♪

研究されてますねー!
プロのあの方からのアドバイス、かなり難しくて手ごわいですが、これから少しずつ勉強していって、わかるようになりたいです。ありがとうございます。
まあ、ある程度のところで「えいや!」で買っちゃって、あとはそれに慣れるしかないのかも・・・。
やっぱ、ニコンかキャノンって思います、私も。
大した根拠があるわけじゃないんですけどー。

どうもありがとうございました!
  1. 2007/12/22(土) 23:38:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

私もスコットランドとウイーンはちょこっとです。
そしてなんと、スコットランドは夏のフェスティバル…、ミリタリータトゥですよね、を見に行きました。93年です。
ガイドブックを見る限り、田舎の方は交通の便はよくないですよね。路線はあっても頻度が少ないと思います。

ブラジルは、夜は夜行バスですね。へんなおじさんが隣の席になったりしましたっけ。
タクシーは明るい時間にたくさん乗りましたよ。ケチな私にしてはかつてないぐらい何度も乗ってしまいました。
  1. 2007/12/23(日) 12:43:00 |
  2. URL |
  3. ruksak #79D/WHSg
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No title

◈ruksakさん、
そうそう、ミリタリー・タトゥ!
あれは・・・何年だろう?90年より前のような気が・・・。
確か劇団・夢の遊民社が「のけものきたりて」とかいう演目でフェスティバルに参加していたという記憶があります。

あと、スコットランドってお天気が賭けかもなぁ、と思ったりも。
夏場なら比較的晴れているのでしょうか。
私が行った時は、8月だというのに、観光バスの中は暖房が入っておりました。
  1. 2007/12/23(日) 21:43:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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