本と旅とそれから 「ブーリン家の姉妹」

本と旅とそれから

「ブーリン家の姉妹」




・・・これじゃな。しのちゃんが言ってた、風鈴売りの少女、ぢゃなくって、エリザベスⅠ世の母、アン・ブーリンとその妹のお話。
洋風時代劇ですね。

姉娘・アンを演じるのがナタリー・ポートマン。
えーっと誰だったっけと思うに、をを、穴金・・・じゃなかった、アナキン・スカイウォーカーの相手役・プリンセス・アミダラを演じた女優さんです。

ものすごくはっきりした顔立ちの、目力の強い人ですね。

妹娘・メアリーは、スカーレット・ヨハンソン・・・こちらは私は初めて、かな。
優しい、柔和な雰囲気。


左・アン、右・メアリー


何となく、「風と共に去りぬ」のスカーレットとメラニーを思い出させるアンとメアリーの人物像。
アンは、結局「策士、策に溺れる」のパターンを踏んで破滅していくのですが・・・。

それにしても、先日「ジーン・ワルツ」を読んで間もないせいもあって、世継ぎの王子を産もうと奮闘する女性たちの姿が悲しかったです。
・・・でもって、ひるがえってヘンリー8世をぶん殴ってやりたいものですが。

演じるエリック・バナという俳優さんは、「トロイ」と「ミュンヘン」で見ました。どちらも素晴らしい演技で、結構好きな俳優さんかもなぁ。
でも、今作のヘンリー8世は、あまり大した役どころではなかったように思います。
ただのロクでもない王様だよ。

一方で、姉妹の母を演じた、クリスティン・スコット・トーマス。




「イングリッシュ・ペイシェント」のヒロインですね!
あれも印象深い映画だったなぁ・・・。

今回は、ものすごく抑えた演技で、常に冷静で賢い母親を演じていました。
だけど、静かなその姿から、たくさんの情念が湧き立つようで・・・素晴らしかった。

えっと、アン・ブーリンが斬首されるというのは歴史的にも知られたことだから、ネタバレにはなりませんよね?
破滅の坂道を転がり始めてからのアンの姿は、もう痛々しくて、見ていて苦しいようでした。

女優さんの素晴らしい演技力でもあるわけで。
刑場に引き出されたアンが、かぶりものと首飾りをはずすシーン――あれほど気丈で、人をくったところすらあった、魅力的で生意気な女性が。
最期の時まで凛々しくあろうとするのだけれど、手は震え、歯の根は合わず、涙が・・・。

人を陥れるのはまるで遊びの延長みたいだったのに、自分が処刑される立場になって初めて、それが現実であることに気付く。いそうですね、ああいう人。

とても印象深い映画でしたが、二度見たいかと訊かれたら・・・しばらくは勘弁、かな。

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  1. 2008/11/06(木) 21:10:00|
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No title

あーーあーーー
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが共演するのってこの映画でしたか!
こういう映画ってドレスを見てるだけでも楽しいので好きです。
スカーレット・ヨハンソンって子役からの人だったような・・・たぶん。
それがいまやセクシー女優なんて・・・・顔はあんまり好みじゃないんですが、アメリカ人はこういう顔がお好きなのでしょうか。やっぱりくちびるがミソ??
ナタリー・ポートマンと言えば、私の中では「LEON」です。スターウォーズの時のあのメイクはちょっと笑っちゃいましたけど(笑)。

2人の共演はどうでもいいですが、映画としてはMikiさんのレビューで興味を持ちました。
是非観たい!
  1. 2008/11/06(木) 22:12:00 |
  2. URL |
  3. lazybug #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

この映画の存在は知っていましたが、観たいとは思いませんでした。
Mikiさんの記事を拝読して、観たいといまは思います。

”さんざん人を苦しめたひとのなりの果て”が見たいという残酷な思いもあるというわたしも、また残酷な人間なのでしょうか。

こういう時代の映画、大好きです。
洋風時代劇って、えー、と言い方があるんですよね。
この夏、やっと覚えたのに、もう出てきません 笑。

ナタリー・ポートマンは、子役からおとなの役ができるようになるまでの過渡期、見ていてどうもバランスがとれていないように思えてなりませんでした。
もともとロリータ顔だからかな?
いまやっと子役という殻が取れたように見えるのですけど・・・・?
  1. 2008/11/06(木) 22:27:00 |
  2. URL |
  3. ymomen #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

この映画、観たいなーと思っていたのです。
でもあんまりドロドロしてそうだからちょっと怖いな、どうしようかなーと。
Mikiさんの記事を読んで、また少し観たいほうに傾いてます。
いま、映画館のポイントがたまって1枚チケットと交換できるので、これにしようかなー。

ナタリー・ポートマンの気の強そうな顔が結構好きです。
  1. 2008/11/07(金) 13:46:00 |
  2. URL |
  3. yurinippo #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To Ayakoさん、
そうだよねー、コスチューム、すごいですよー。
昔の人って、ホントにこんな服着て暮らしてたんだろうかなぁ。
・・・って、子供のよーな感想ですが・・・^^;

スカーレット・ヨハンソンって、色気がある、って言われているそうですが、うん、やっぱり唇じゃないでしょうかね!あのぽーっとした雰囲気が良いのか?
それともあの「ぽーっと」は、演技か(この映画でしか見たことがないのでわかんない)?

「LEON」見てないんですよー。ジャン・レノでしたっけ。
あれに出てくる女の子がナタリー・ポートマンなのかしら?

見終わってすがすがしい、とか、明日への勇気がもらえる、とかでは全然ないと思うけど、歴史のワンシーンを、迫真の演技で見られるっていう点では、興味深い作品だったと思いますです。
  1. 2008/11/07(金) 18:06:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To もめんさん、
私の記事を読んで、映画を見たいと思って下さったならば、映画配給会社からマージンをもらおうと思います・・・じゃなかった!違う!
記事を書いた甲斐があったと嬉しくなります!ですよ^^;

確かにねぇ~。
いい気になって他人にヒドイことする人間って、いずれその報いを受けるところを見ると、ザマミロ!っていう気にもなりますよね。
でも、この映画のアンは、何しろまだ若くて世間知らずだし、報いというのが斬首、ということでもあり、最後の方は、かなうことなら「許してあげてくれよぅ、所ばらい(って、江戸時代か・・・)ぐらいで勘弁してやってくれよ~ぅ」と、命乞いしてあげたくなっちゃいましたよ。

洋風時代劇・・・コスチューム・プレイ・・・なんてのじゃないか。何ていうのかな?

ナタリー・ポートマン、確かに「ロリータ顔」って、こういうのかも、ですね!
このヒト、ハーバード大学出てるんですね、すごーい(←高学歴に弱い)。
SFと時代劇でしか見たことがないので、そのうち現代モノで見たいです。
  1. 2008/11/07(金) 18:12:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

To yuriさん、
姉妹で王の寵愛を争って、最後には姉が斬首刑ですもんねー、どろどろですよねー。
あたしゃ、この後「レッド・クリフ」の予定です。で、「三国志」を読んだのがン十年前の高校時代のため、つい先日アセって読み直しに取り掛かったのはいいのですが、図書館から「延長はダメだからね」の予約本が回って来たりして、なかなか進みません。
目下、「レッドクリフ」の公開が終わるのが先か、私が「三国志」を再読し終わるのが先か、という手に汗握るレースを、ひとり密かに戦っているのです。
寂しいフトコロ具合にもかかわらず、文庫本全8冊(それぞれ分厚いし)も購入することにいたしました。

そうですね、私もあのキッパリハッキリのお顔立ち、結構好きです^^
  1. 2008/11/07(金) 18:18:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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