本と旅とそれから 虚空の旅人/上橋菜穂子

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虚空の旅人/上橋菜穂子

慣れ・・・もあるのでしょうか。
この1冊に先立つ上橋さんの「守り人シリーズ」よりも、ずっと読みやすく、違和感なく楽しめた、という気がします。


虚空の旅人/上橋菜穂子(新潮文庫)

「守り人シリーズ」の主役だった女用心棒バルサに守られていた皇子チャグムが、少し大人になって今度は主人公。
・・・えーっと、どこの何だったっけ、この感覚。
「前のシリーズのお子チャマが、大きくなって今度は堂々の主役」っていうのは、何か他のシリーズでもあったと思うんだけどぉぉぉ・・・ああ、幼なじみの健忘クンや、最近の友アルツくんがいい仕事してる・・・(T_T)。

FTに限らず、設定が目新しいフィクションて、ものによっては、私の場合、やはり馴染むのにある程度の時間がかかるんでしょうかね。
で、その間はかなり違和感が・・・。
歳のせいもあるわね・・・って、つい先日もそんなことを書いた記憶が。

まあ・・・いっか。

子どもだった皇太子チャグム、そして青かった星読博士シュガ・・・どちらも数年分歳をとり、どうやらそれに倍する成長を遂げた様子。
FTにはよくある、王者あるいは智者たるべくして生まれてきた者のオーラを感じさせる二人。
この二人が、生まれ育った国を出て、いわゆる国際舞台で活躍する物語。

・・・でまた、これもよく見るテーマなんですけど、為政者たるものは、徹頭徹尾ココロを無視してアタマで状況を判断すべし・・・なのか?
ありがちなパターンは、「建前は、アタマ。ひたすら冷静に、情を排し、冷血とそしられることを恐れず。しかし、彼/彼女の熱い情熱は、どんなに巧みにおし包もうとしても、その仮面の下から垣間見えてしまって・・・」。これがお約束かと。
そうじゃないと、キャラクターとして魅力がありませんからねー。

って、何て可愛げのない読者なんでしょ、ワタシって。

ただ、この「虚空の旅人」の主人公・皇太子チャグムは、少しそのパターンからはずれます。
彼は、そもそも非情のヒトの仮面をかぶろうとしないみたいです。
それは、彼が幼い頃に経験した、バルサたちとの日々があるから。
やっぱり人間は広い世界を見ないといけないようですのぅ。
チャグムのこの真っ直ぐな性格は、物語の大きな魅力だと思います。

yuriさんの感想文にもあったけれど、確かに、これまでのシリーズ各巻とは違って、この1冊に関しては、次のチャグムの活躍がとても気になります。早く次が出ないかな。


webcitron01.gif


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tag: 上橋菜穂子 守り人シリーズ 
  1. 2008/11/26(水) 20:44:00|
  2. 2008
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コメント

No title

望遠レンズ、ついに買われたのですね~。
いいなあ~~~。
今度、どんな感じか教えてくださいね。
触らせて~な。

「守り人」シリーズ、友人がはまっていました。
そんなに面白いのですか。
女用心棒って、聞いただけでも、ちょっとぞくっときますね。
ぞくっと言えば、私はいま桜庭一樹「私の男」を読んでいます。
図書館で700番目の予約番号だったのが、やっと何ヶ月かかかって回ってきました。
ページをめくるごとにぞくぞくっです。
Mikiさん、もう読んだかしらん。
  1. 2008/11/26(水) 22:27:00 |
  2. URL |
  3. よしりん #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To よしりんさん、
(先程、いったんお返事コメをUPしたのですが、我ながらあまりにヘンタイ的なので、反省のうえ訂正させて頂きます。)

望遠レンズ、重いですよ。
好きなだけ触って。

700!ゼロゼロセブン!じゃない、セブンゼロゼロか・・・。
さすが直木賞受賞作ですなー。
私、桜庭一樹さんって全然読んだことないですよー。
でも、よしりんさんが毎ページぞくぞくしてるんなら、読んでみたいですよー!

女用心棒。そうです。ダイエットとは無縁そうな、30代半ばのヒロインですよん。
珍しい年齢設定ですねー。
  1. 2008/11/26(水) 23:14:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

これこれ、私が暖めすぎて存在すら忘れていた本。
これで大ファンとか言っちゃってるんだから呆れちゃいますね。

そうかそうか、今度はチャグムが主人公なのですね。
夢の守り人の時に既にバルサと同じぐらいの背になっていたと記憶してるのでさぞかし大きく成長しているのでしょうねぇー、まぁ中身も。

シリーズ第1弾の解説・・・(恩田陸さんだっけか・・・誰だっけ)で、物語の背景がしっかりしているとかなんとか・・・そんな事を書いていて、読んでる間の安心感はまさにこれなのだなと実感した覚えがありますが、今回もそれを期待して早く読もうっと。

チャグムはこのまま仮面なんぞかぶらずに澄んだ心の持ち主でいて欲しいですなぁ。
  1. 2008/11/26(水) 23:49:00 |
  2. URL |
  3. lazybug #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

そろそろ次の文庫が出てもいいころだと思うんですけどねー。
あー待ちきれないです!
>「前のシリーズのお子チャマが、大きくなって今度は堂々の主役」
なんだろうなんだろう…
私も思い出せそうで思い出せないです。
あ、でも、Mikiさんと全然違うものを思い浮かべてる気も…(笑)

それにしてもびっくりしたのはよしりんさんの700人待ち!!
200人台でウンザリしてちゃいけないですね!気長に待つことといたします。
「私の男」もとても読みたいのですけれど。
  1. 2008/11/27(木) 11:21:00 |
  2. URL |
  3. yurinippo #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To Ayakoさん、
つくづく思うんですが、昔(そーだなー、中学生ぐらいまで)は、この本が好きだ!と思ったら、何度も何度も読んで、頭の中に焼き付くくらいだったのに、最近は、いろいろと読みたい本が多くて、好きだと思う本でも、なかなか二度読むということがないですよ。
あっという間に細部を忘れてしまって、それに気付くとふと寂しい・・・(T_T)。
大好きな本を読み返す時間ほど楽しいものはないのにぃぃぃ~っっ(むきぃっ)!

・・・シツレイしました。
私は、最初の三冊よりも、このチャグムの一冊の方がすっと入れました。
ま、書いた通り、慣れかも知れません。
ただ、グインサーガでもデルフィニア戦記でもこの上橋FTでも、どーも説明がくどいっちゅーかね~。会話文でも、何だか論説文読んでるみたいな気になるとこがある・・・。「指輪物語」みたいに、言葉は難しくても詩歌を読んでるみたいな感覚っていうのは、やっぱ難しいんでしょうかね~・・・。
  1. 2008/11/27(木) 23:37:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To yuriさん、
ちゃっちゃと文庫化してほしいですねぇ。
文庫になることで、大人も読める。出版社も売上が伸びてよいはずですよね!
主役が世代交代するシリーズって、結構あるような気がするんですが・・・私がこよなく愛する(という割には英語で読むって企画が頓挫中・・・)「パーンの竜騎士」シリーズも多少そういうとこあるけど・・・。
でも、これだ、ズバリ!ていうのが思い出せないなぁ。
思い出したら、ある日突然yuriさんのとこにコメすることでしょう。よろしく~。

よしりんさんの700人、たこさんの1,000人・・・東京の図書館はスゴいですのぅ。
yuriさんとこだって、200人・・・。そういえば、しのちゃんとこの図書館は、100を超えた待ち人数はすべて999って表示されるとかってことですが・・・。
ああ、ここでも現代人は数字と戦っている・・・どははは~。
  1. 2008/11/27(木) 23:43:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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