本と旅とそれから ガリレオの苦悩/東野圭吾

本と旅とそれから

ガリレオの苦悩/東野圭吾

えー、これからは、本読みネタは、何冊分かまとめてUPしよかな、と思います。
時には我ながら地味ィィ~な本を読む時もあって、雰囲気が寒くなるような気がするので^^;
というわけで、本日は3冊分です。



思ったより早く回ってきました、ちょっと前の超人気本。
複本が多いのね、きっと。
「容疑者Xの献身」に続く、ガリレオ・シリーズ4冊目。



ガリレオの苦悩/東野圭吾(文藝春秋)

私、TV・映画版のガリレオものはほとんど見ていないのですが、唯一例外といっていいのが、TVで部分的に(最後の謎解きのとこだけ)見た、本書中の1篇、「操縦る(あやつる)」。
で、それだけだったけど、やっぱりかなりイメージ刷り込まれましたね~、福山雅治さん演じる湯川学。


いきなり湯川氏がだだだ、と数式を書き始めるのにはびっくりして、ちょっと笑いました。
刑事役が女性だったのにも、「バチスタ」に続いてまたこれか、と思ったもの。
映像化するに当たっては、やはり女優という艶やかな要素が欠かせないのですねぇ。

今回は、あたかも映像版との辻褄を合わせんとするかのごとく、その女性刑事が小説中に登場します。
それに、ガリレオのキャラ自体、かなり映像からの逆影響を受けているのではないかと・・・いや、これは読み手であるワタシがそうなのかなぁ・・・。私の中にさほどクリアな湯川学像が出来ていないところに、颯爽とした福山=湯川の映像を見せられたので、その後はすっかりそれで頭の中に絵が浮かぶようになっちゃったんですかね。

でも、そういうのも悪くないと思いました。
原作が好きなのに映画を見てがっかりした、というのはよくあるケースだと思いますが、今回の私の場合は、ぼんやりとはっきりしなかったキャラクターにハンサムな顔が与えられた、と。
(ですから福山雅治さんが歌歌ってる映像とか、あんまり見たくないんですよね、逆に。)

さて、小説。
長編だった「容疑者X」から、再び(というか、私は、2冊目「予知夢」をまだ読んでいないのですが)短・中編集スタイルに戻っております。

よいなと思ったのが、さっき触れた「操縦る」。少々長めの1篇です。

やっぱり、高度な物理トリックの存在があまりに大きなお話より、登場人物たちの人間が描かれているものの方が、物語に浸れる・・・と思うのは、私が自他ともに認める理数系オンチだからでしょうか。
「探偵ガリレオ」と「容疑者X」の最大の違いはそれだと思うし、だから「容疑者X」は「ガリレオ」よりはるかに素晴らしい1冊だと思います。

この「操縦る」も、「容疑者X」と同様、犯人が犯行に至るその動機がぐっときます。

「人の心も科学です。とてつもなく奥深い」

と、ガリレオ・湯川は最後に語りますが、このシリーズが今後その路線で展開していくとなると、一層面白くなりそうで期待が高まります~♪
次作「聖女の救済」は、現在予約待ち順位7番。
でも、複本7冊入っているから、きっともうすぐ。楽しみでっす。




My Favorite Books(お気に入りの本のブクログ)
BOOKS INDEX(作家別感想文一覧)


関連記事
tag: 東野圭吾 ガリレオシリーズ 
  1. 2009/02/20(金) 21:48:00|
  2. 2009
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/833-c3c2e437
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント

No title

いきなり3冊分アップとは豪快!!
やっぱり読書量が半端じゃないですねー。

>いきなり湯川氏がだだだ、と数式を書き始めるのにはびっくりして、ちょっと笑いました。

あははは。あれ笑ってしまいますよねー。と同時に「キタ~~」って感じ、ちょうど水戸黄門で印籠が出るときのような(笑)

それはさておき、僕はこの短編集を読んでから「聖女の救済」を読んだんですよね。
短編ももちろん面白かったのですが、長編のほうはさらに…
順番まわってくるの楽しみですねー。
また感想楽しみにしています♪
  1. 2009/02/21(土) 19:13:00 |
  2. URL |
  3. bananan_bou #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To ばななさん、
私の場合はヒマもひと一倍なんですけどね^^;

「聖女の救済」、楽しみです!
私は、基本的には長編好きなので、好きな短編キャラが長編に出る(出演するみたいだのぅ)と思うだけで、楽しみですよー。
うっく^^
また後で図書館の予約待ち順番チェックしに行こうっと。
  1. 2009/02/21(土) 20:48:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

これはめずらしく、mikiさんのほうが早く順番が回ってきましたね。
読むのが楽しみです。私はドラマも映画も見ていないので、福山=湯川のイメージが
他の人よりもないかと思います。探偵ガリレオの巻末の解説を読むと、
佐野史郎さんが書いていて、東野さんがガリレオを書いたときのイメージは
佐野さんだっだそうです。08年のミステリーベストセラー独走は東野さん、次に
伊坂さんその後に海堂さんというところですかね。東野さんは次々に映画化、ドラマ化
されすべてがヒットしていますから・・・・
  1. 2009/02/25(水) 21:46:00 |
  2. URL |
  3. bullet4071 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To bulletさん、
ほんとだ、すごく珍しいです!
そういえば、明日、万城目さんの新刊出ますね。
私は、先日Amazonから「予約しませんか?」の案内をもらってすぐに図書館にリクエスト出しました!いつ読めるかなっ^^

東野さん、多作ですよねー。次から次へと出ますねー。
海堂さんもここのところ映像化が続いてますね。・・・が、「イノセント・ゲリラ」はもうあとちょいで読み終わりますが、んー、いまひとつ・・・?という気が。
でも、伊坂さんも含め、人気作家はさらに超人気作家になってますねー。
  1. 2009/02/25(水) 22:44:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する