本と旅とそれから 三崎日和 いしいしんじのごはん日記2/いしいしんじ

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三崎日和 いしいしんじのごはん日記2/いしいしんじ

わけのわからないことにおいて、これほど堂々としている小説は、世界じゅうでもあまりないように思います。
――いしいしんじさん、「海辺のカフカ」読了後の感想。


三崎日和 いしいしんじのごはん日記2/いしいしんじ
(新潮文庫)


すごく良いです!
刺身があまり好きとはいえないワタクシのような人間にとっても、この「ごはん日記シリーズ」はイケます。
いしいさんには申し訳ないようですが、私、この方の小説よりも、この日記――というタイトルの、いっぷう変わったエッセイだと思いますが――の方が、はるかに好きです。

こんなところが良いの、という点はもう山ほどあるんですが。

たとえば、いしいさんや園子さん(すでに奥さま・・・なのかなぁ?特にその点について記述はありませんが)のそれぞれのお住まいには、鳴家(やなり)* がいるようなのです。
ただし、彼らはそれを鳴家ではなく「幻の猫たち」と呼んでおり、若だんなんちの鳴家たちが特に甘い物にうるさかったのと違い、幻の猫たちは、幻でもやっぱり猫なため、魚に強い執着を示します。

          *畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズに登場する、愛嬌いっぱいの小鬼たち。
           ふつうの人間の目には見えまへん。

それにしてもとにかく、いしいさんというおヒトはマメな方だ。
日々の晩ごはん作り(その多くがひとりごはん)の姿勢にもそれは十分すぎるほど表われていますが、ご近所付き合い、友だち付き合い、仕事上の付き合い、そのどれについても、非常にマメ。

これを義務としてやっていたら、こうまで見事な楽しき人間の輪はできないでしょうし、第一続かないことでしょう。
いしいさんはそもそも好きなのですね。マメに人と触れ合うことが。
そしてそんな人懐っこいところが、多くの人に愛され、可愛がられる。

人付き合いの苦手な私などには、何より羨ましいことです。

そしてフットワークも軽い軽い。
三崎といえば、きっと狭山以上に交通には苦労のあるところだろうと推察するのですが、東京(浅草とか、遠いでしょうに)にも松本(園子さん在住)にも、朝でも昼でもすたたたた~と出かけてしまいます。
江戸東京たてもの園(東村山)にも行かれて、お気に召したようでした。

で、ものすごく多趣味だし。

お茶(カフェ巡り・・・ぢゃないよ、茶道だす)に打ち込む、合唱に打ち込む(サイトウキネンオーケストラの合唱団でカルメン歌っちゃう)、落語鑑賞に熱を上げる、タイガースの応援に燃え尽きる・・・。
そして、三日にあげず通う、「世界一のさかなや、まるいち」。

1巻目ではひたすらタコを召し上がってましたが、2巻では小アジが多かったかな。
その一方で常に「めといか」なるイカをたんまり食べておられるので、「だいじょぶかこのヒト、どっかからピョロっとイカ足生えてくるんじゃないか?」てくらいでしたが。
しかし、南蛮漬けは美味しいよね。それは深く頷きます。
私が一番好きなのはワカサギの南蛮漬けだけど。

作中、熱心に褒めておられる本がいろいろあり、片端から読んでみたくなります。
なかでも「ダジャレ練習帳」っていう本、気になるな・・・。

常々「いしいさんの小説」について煮え切らない感想ばかり書いている私ではあるのですが、それが本になるまでのいしいさんの日々を読んだ後では、そうはいってもやはりまたあれこれ読んでみようかなぁ、という気がしてくるのでした。


webcitron01.gif


My Favorite Books(お気に入りの本のブクログ)
BOOKS INDEX(作家別感想文一覧)



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  1. 2009/07/22(水) 22:42:00|
  2. 2009
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