本と旅とそれから ぬばたま/あさのあつこ

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ぬばたま/あさのあつこ

まといつくような怖さ・・・とでも言いますか。
そもそも、読み始めてみてから、怖い話の本だとわかったのでした。ほよ。


ぬばたま/あさのあつこ(新潮社)

なんだか、正真正銘時代小説(の、はず)の「夜叉桜」より遠いな、という距離感のある現代の物語でした。でも、同時並行的に読んでいた(こちらはまだ読み終えていませんが)高橋克彦さんの「星の塔」が、まったくの偶然ながら、何だか似たところのある怖い話の本だったのです。昔ながらの怪談というものが、迷信とか、無知とかいったものに根ざす部分が多いとすれば、科学と知識のあふれる現代の大都会に暮らせば、そんなものとは無縁でいられるはず。

・・・ところが怖いのは、都会へと逃れた人間が、どういうわけか「山」に呼ばれてしまうこと。

幼い頃に目にした「山」の力。
そのあまりの凄まじさは、大人になって忘れたと思っても、ある時突然甦ってくる・・・。
まるで「山」が見えない手を伸ばして捕えようとするかのように。

ついさっきまで、個人情報漏洩だとか、PTAのお付き合いの難しさ、なんていう話だったはずなのに、いつの間にか、山の見せる幻を見て、山の呼びかける声を聞いている。
山にとり憑かれた人間には、その継ぎ目が判然としません・・・。

ああブキミだった。
夜中にトイレに行けなくなるという類いの身近な怖さではなく、いかにも物語の中の怖さ、という感じがしました。


webcitron01.gif


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  1. 2009/08/28(金) 20:41:00|
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