本と旅とそれから 豪邸拝見≪ジャックマール・アンドレ美術館≫        (2006年Paris)

本と旅とそれから

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tag: 
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

豪邸拝見≪ジャックマール・アンドレ美術館≫        (2006年Paris)


(2日目水曜日 3/7)
旅行直前は、何やかやでばたばたしてしまったけれど、一応「是非とも行きたいところリスト」ぐらいは作ってみました。でもって、一応、そのすべてをカバーできそうなスケジュールというのも考えてみたんです・・・出発前日の深夜だったけど。
それによると、今日の2件目は、ジャックマール・アンドレ(JA)美術館、ということになってます(すでに、計画を作った時の私は別人)。

あ、でも、「できれば立ち寄りたいお店リスト」なんていうのもあって、そのお店のうちのひとつがこの近く。

▲ARTCURIAL
お城・・・とまではいかなくても、貴族のお屋敷・・・ぐらいの豪華な建物。
ここは本屋さん。アート関係書籍の専門店らしいです。あんまり入って行く人はいないし、しーんとして、ちょっとどぎまぎ。アート本って、国を問わず、普通の本より高価でしょうし・・・大体、探してる本があるわけでなし。ミニ展覧会みたいなのもやってました(パロディ絵画展で、世界の名画の中にミッキーやドナルドの顔がはめこまれています。「なによコレ、センス悪いじゃなーい!」というのが、正直な私の感想)。

とりあえず、外観を鑑賞し、立ち寄ってはみたということで満足。さ、次。
旅行前は、JA美術館てシャンゼリゼ通りからちょこっと入ったところ、ぐらいの感じかと思ってたけど、昨夜よくよく地図を見たら、もうちょっと離れてました。それで、「まあひと駅だけど、メトロ乗ろっかな?」なーんて考えていましたが、何しろ今朝のラデュレ・カロリーを消費しなければならないので、歩くことに決定。大体、まだクリーム腹はまったく解消されてなくて、甘いもののことは、考えるのも今はやめとこ、という状態・・・。

それで、てくてく歩く。
実はラデュレに行った時は、「高級サロン・ド・テだから」と思ってパンプス履いて行ったんですが、ホテルに戻ってスニーカーに替えてきたから、足元は万全。
ちょっと雲が多くなってきたかな・・・。ま、とにかく着きました。
オスマン通りに面した地味めな入口から中へ。

●ジャックマール・アンドレというこの美術館の名前、銀行家で貴族で超大金持ちのエドワール・アンドレと、その夫人ネリー・ジャックマールの二人の名前から出来ています。
夫人はもともと肖像画家で、肖像画の依頼を受けたことがきっかけでアンドレ氏と出会い、このとんでもない玉の輿となったわけです。

この美術館では、JA夫妻が巨万の財産と一流の鑑識眼をもって集めたうなるほどの美術品はもちろん、それを収めるこの邸宅も見どころ。あちこち旅行して美術品を買い集めて来ては、それを飾るために部屋まで作ったり改装したりしてしまうという・・・あ~~、いるのよね、こういう超大金持ちって!!

・・・なんですけど、そのためか、館内は全面撮影禁止。
(なので、次の3枚の映像は、絵葉書です。)

入場者には、もれなくオーディオ・ガイドを貸してくれますーーーてか、込みなんですね、料金に。でも、ここの日本語オーディオ・ガイドはいいです。情報量多いし。音楽なんかも入ってて。ガイドに沿って見て回ると、「鑑賞した!」っていう充実感が得られると思います。

▲ダンタン公爵夫人/ジャン・マルク・ナティエ
JA美術館というと、まず真っ先に登場するこの絵。美しいです。ここって、ロココ絵画、中世宗教画、ルネサンス絵画・彫刻なんかが中心。ロココはなー、昔(1980年代)結構熱心に展覧会行ったなー・・・。その頃見た覚えのあるブーシェの絵なんかにも再会。ここにいたのぉ。

▲スカブロンスカ伯爵夫人/ビジェ・ルブラン
このビジェ・ルブラン(またはルブラン夫人)て人、マリー・アントワネットのお気に入りの画家で、彼女の肖像画も残しています(「ベルばら」にも一瞬出て来た記憶が・・・)。革命でフランスから逃げ出した後あちこちで歓待され、多くの上流階級の人々の肖像画を描いたのだとか(そういうことは、オーディオ・ガイドの中にいるちょっとキツイ声の女の人が教えてくれます)。
それにしても、このスカブロンスカさんについて、ルブラン夫人の残した記述が何とも・・・。
上品な言葉使いではあるけれど、要は「この女性は頭はカラッポだけど、とにかく美しくて、優しい」と言っているんです。この絵を見れば、「あー、そうかもねー」という気がしないことも・・・。白○美、という、アレですか・・・?

にしても、ホントお金持ちだったのねぇ・・・。壁だってもう、ところ狭しと絵が掛けられているし、このお屋敷自体がスゴい。
▲冬の庭

という名前の、これは温室・・・サンルームみたいなところ。何ともいえない贅沢な空間です。そして、見えている螺旋階段を上がると、二階部分の壁には、大きなフレスコ画。これもどっかから持って来て埋め込んだらしいです。

年間予算だけ見たらルーブル美術館を超えていた年もあったとか、予算があんまりなかったルーブルから、逆に「うちでは買えないから、国のためと思って○○の絵を購入してくれ」と依頼されたとか、オーディオ・ガイドはいかにJA夫妻がケタはずれの財産を持っていたかを示すエピソードを次から次へと語ってくれます。
鑑賞を終える頃には、慣れちゃうな、彼らの大金持ちぶりにも。ははは(ちょっと空虚かも)。

で、時刻はちょうどお昼時。おなかは空いたか、といえば・・・。

・・・う・・・何とかなる。
我ながら、「そーまでして食べんでも・・・」と思わないでもないんですけどね。
でも、JA美術館に行く、と決めた時から、ここのカフェに行くって決めてたんだもの。だから行く!(この頑張りは、決して普段の私のものではない・・・。)

しかし、混んでます!ここのカフェ、人気らしいと聞いてはいたけれど。
並んで待つことしばし、案内されたのはテラス席(←)の隅っこ。
オーダーしたのは「本日のランチ」。「本日のキッシュ」もいいな、と思ったのですが、セットでデザートが付いていたので却下。甘いものはダメ、まだダメ。
英語がほとんど通じない分、大きな目をさらに大きくして熱心に対応してくれたウェイトレスさん。「本日のランチ」の説明も、懸命に英語で「サカナと~・・・コメと~・・・・えっとぉぉ(数秒)ヤサイ!」はい、十分です、甘くないとさえわかれば。こっちもなけなしのフランス語で「メルシー」。
▲本日のランチ
下世話な話になりますが、今日これのカードの請求が来ました。
アイス・ティーも入れて、2,500円(16.7ユーロ)也。ちょっと高い?

味はといえば、ちょっと魚やエビに火が入りすぎ、という感じでパサついてましたが、まあまあかな・・・全部食べちゃいました。パンはさすがに手をつけられませんでしたが。でも、一緒に頼んだアイス・ティーが大ハズレ。「なんだこりゃ」の匂いで・・・あれは、歯磨き粉だな。半分も飲めませんでした。
これは、ラデュレでアメリカンなんか飲んだバチが当たったに違いない。きっとそうだ・・・。

入るとき曇っていた空は、再び晴れ。
というわけで、次、行きます。

ジャックマール・アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André)HP(音声あり)

記:2006年9月1日(金)
関連記事
tag: 
  1. 2006/08/02(水) 00:03:00|
  2. 06夏・Paris
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/989-32381dc8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント

No title

すてきな美術館ですね。まったく知りませんでした。わたしも行ってみたい!
日本語オーディオガイドも魅力ですね。日本語オーディオガイドがあるということはけっこう知られたところなのかな。
カフェも、値段とお味はさておき、雰囲気バッチリですね。
どんなに楽しかった旅でも日が経つと「そんなことあったっけ?」と忘れてしまうのは私も同じです。(前回のコメント吹き出してしまいました)
  1. 2006/09/02(土) 17:42:00 |
  2. URL |
  3. ruksak #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆ruksakさん、
最近、人気が上がってきているみたいですよ。
パリもリピーターが多くなって、ルーブル、オルセーといった超有名どころ以外にも目を向ける人が増えてきたのかな?
日本人は多いみたいです。といっても、プチ・パレもそうでしたが、パリではどこへ行っても日本人が多いようですが・・・。
カフェ、みんなデザートにケーキ食べてて、もう見てたら飛ぶように売れてました。私もおなかに余裕があったら食べたかったな~。
今なら、喜んで食べるんだけど(笑)。
「記憶調節装置」みたいなのがあって、旅行の間だけは「詳細」モードにできるといいんですけどねー。
  1. 2006/09/02(土) 22:50:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

こんばんは♪
Mikiさん…旅行記かくの、速いですね~!!
私のまったり旅行記とは大違いで尊敬!です^^
凄いなぁ~~~♪♪
たっぷりと楽しませていただきました^^

ジャックマール・アンドレ美術館!行かれたのですね~♪
ここ、いいですよね、すっごく!!
私も大好きになりました♪♪
ほんとに豪華絢爛…!!展示作品もいい!!
で、規模もちょろっと観に行くのに丁度いいですよね^^
利用ホテルがこの割と近くでしたので、2日目に行ってきました♪
内部、撮影OKだったら文句ないんですけどね☆
撮りたいものだらけでしたから、ココ。
で、カフェにも行かれたのですね♪
私も行けばよかったです~^^(次回です、次回♪)
また来ますね♪
  1. 2006/09/03(日) 00:12:00 |
  2. URL |
  3. epais_bleumer #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆kanaさん、
ようこそ!
速いですか?
「ゆっくりペースですね」と言われることもあるので、つまり、足して2で割って、「適度なペース」ということかなっ(自分に都合よく解釈)。
kanaさんのペースも、ゆっくり余韻が楽しめていいです!
私の場合、今のペースで書き続けても今年中に終わらないかもしれなくて、で、次の冬ぐらいには京都に遊びに行ってまた旅の記録を書きたい、などと思ってて・・・。
で、頑張って書いてます(笑)。

私も、以前パリに3週間滞在した時は、コンコルド・サン・ラザールに泊まったんですが、その近くにあの美術館があるとは当時全然知りませんでした。
写真の上手なkanaさんなら、撮影可だったら素敵な映像がいっぱい撮れたでしょうにねー。
  1. 2006/09/03(日) 07:32:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

僕も5年前にコンコルド・サン・ラザールに泊まりました。
こことプランタンの間の裏道は夕方以降、大人な雰囲気になります。
このあたりの、そんな雰囲気を味わえる映画があります。
http://www.gaga.ne.jp/ibrahim/index2.html
ご存知かもしれませんが…。
  1. 2006/09/05(火) 00:06:00 |
  2. URL |
  3. matin_soiree #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆matin_soireeさん、
映画のサイト、見てきました。
オマー・シャリフの映画・・・聞いたこと、ちょっとあったかも知れませんが、パリと結びつけて気にとめたことはありませんでした。
今のちょっと忙しい時期がすぎたら、DVD借りてみようかな。
私がコンコルド・サン・ラザールに泊まったのは秋だったので、私が抱いていた(今でもちょっとそうですが)、「パリ=カフェオレ色の街」のイメージは、あの季節のあの辺りから生まれています・・・。
  1. 2006/09/05(火) 21:48:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

こんばんわ♪
ジャックマール・アンドレ美術館、行ったことないです~。
ほんとに、パリには色んな魅力が溢れすぎていて
時間が足りないですねぇ。
次回はここ、必ず行きたいです!
すごくステキな雰囲気が記事からたっぷり伝わってきましたもん♪
確かに、お料理ちょっと高いですよね^^;
日本って、手軽に安くおいしく食べられるお店に恵まれてますよね~!!
  1. 2006/09/05(火) 21:52:00 |
  2. URL |
  3. yukinavi #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆yukiさん、
私も、今回初めて行きました♪
大きさとしてはさほどではありませんが、その分、オーディオ・ガイドを聴きながらじっくり回ってもあんまり疲れないし、時間もそこそこで済みます。お手軽サイズです。
このサイズの美術館、パリには他にもまだまだありますよね。
常に「今度来るときにはあそこに・・・」てとこだらけです。
そう、ここのミュージアム・カフェ、あの値段だったらもうちょっと頑張ってお料理して欲しかったかも。ま、クリーム腹で、「甘くなければ何でもいい」みたいなこと思っていた私に言えたものではありませんが。
読んで下さってありがとうございます?
  1. 2006/09/07(木) 23:46:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

なんて素敵な美術館でしょうvv
うなるほど素晴らしい絵が飾られているんでしょうね~vv
撮影禁止はちょっぴり残念です。
絵葉書を拝見しただけで溜息が出ます。
公爵夫人の絵は美しいとしかいいようがないですね。
陶器のような白い肌と質感などはもうもう圧倒されました。
カフェの食事は私も高いかな~と思ったり。
パリではランチはこれくらいが相場なのですか??
  1. 2006/09/08(金) 19:45:00 |
  2. URL |
  3. mattya-genmaitya #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆mattyaさん、
いつも暖かいコメントありがと~♪
ほんとに、パリっちゅうとこは、恐ろしいほどあちこちにスゴイ絵があります。でもって、それを飾っている建物や、その建物を建てた人なんかもスゴイんですよね。
パリの外食の値段ですが、多分、いく店と頼むものによると思います。
日本(東京)でも、オフィス街の店のランチメニューとかだと、コーヒーまでついても1000円ぐらいで食べられちゃうけど、ちょっとおシャレなお店で普通に食べるとすぐに2000円ぐらいしちゃいますもんね。
・・・でも、ちょっと高いかなぁ。
全体的に結構物価の高い町かも知れません、パリ。
  1. 2006/09/10(日) 11:35:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

ジャックマール・アンドレ美術館、私も6年前に行きました。あのエントランス好きです。「冬の庭」の画像のところですが、階段を昇ると、私が愛してやまないイタリア ヴェネチア派の画家 ティエポロの巨大フレスコ画がかけてあり、その色の鮮やかさにやられてしまいました。
Mikiさんがランチをとられたカフェは、実は最初に行きました。トイレを使わせて、シルブプレ!
  1. 2006/09/19(火) 22:39:00 |
  2. URL |
  3. オルサ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

エントランスと先ほど書きましたが、自信がなくなってきました。「冬の庭」の階段のところにお目当ての絵があったことは確かです。
  1. 2006/09/19(火) 22:47:00 |
  2. URL |
  3. オルサ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆オルサさん、
こちらにも来て下さったんですね!ありがとうございます!!
オルサさんはイタリア美術ファンとお見受けしましたが?
しかももしかしてパリもお好き?だとすればすばらしー?

はい、おっしゃる通り、「冬の庭」の階段を上がって行くと大きなフレスコ画が埋め込んでありましたよ~。迫力でした。
それにJAのカフェも行かれたんですね。私たちお仲間ですわ~?
(トイレも借りときゃよかったです、私も~。)
気が向いたら、また是非こちらへもお寄り下さいね!
  1. 2006/09/19(火) 23:22:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

イタリア美術ファンといえる程、詳しくはないのですが、好きですね。ギリシャ・ローマ~新古典主義の間の美術が。また、普通の家でも外壁がカラフルだったり、植木鉢の装飾が凝っていたり、あと、バルコニーの柵が芸術的だったり、街歩きをしていると、自分好みのものがたくさんみつかって楽しいです。もちろんパリも!

Mikiさんのブログをリンクさせていただきました。カテゴリーの「ヨーロッパの風」と「気になるダイアリー」に入れさせていただきました。
  1. 2006/09/20(水) 00:18:00 |
  2. URL |
  3. オルサ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆オルサさん、
わ、ありがとうございます!私も早速リンクさせて頂きますね(「日常編」の方で)!
私のブログ、おしゃれなカテゴリーに入れて頂いて嬉しいです♪

ヨーロッパの街ってねー!
名所でも何でもないところが何とも言えないほど素敵だったりして、「こりゃ、まいった!」って感じになること、多いですよね!
私はイタリアはほんのちょこっとしか行ったことがないので、いつかじっくり旅行したいと思っています。素敵でしょうねぇ・・・。
  1. 2006/09/20(水) 22:15:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。